北海道大学の受験前に知ってほしい!出願や入試についての合格体験記
僕は4年前に北海道大学を受験し、無事合格をすることができました。
ただ、地元が札幌じゃないので、受験をする時に色々と苦労したのを覚えています。
今年に受験する人はセンター試験も終わり、自己採点を元にどこへ出願するか悩んでいる時期だと思います。
今回は、そんな人たちの中でも北海道大学を受験しようと考えている人に向けて知っておいた方がいいことを書いておきます。
受験方法
北海道大学は総合入試と学部別入試の2つの受験方法があります。学部別入試は一般的な大学が行っている試験方法です。
総合入試とは、この試験区分で合格した人は入学後1年間、教養の授業を受け、その時の成績を元にして2年次進学時に学部と学科を決めます。
募集人数も多いため、多くの人はこの総合入試で受験するのかと思います。
ちなみに、この総合入試は得意科目がある人にとって少し有利に働きます。
というのも、総合入試で受験する場合、自分の得意科目の配点の高い試験区分を選ぶことができるからです。
もちろん、その選んだ試験区分によって大学入学後の影響は全くありません。
試験区分は数学重点、物理重点、化学重点、生物重点、総合科学の5区分あり、
もし、数学が得意だったら数学重点を選ぶことで
数学200点、理科1科目目50点、理科2科目目50点、外国語150点
化学が得意で化学重点を選ぶと
数学150点、化学100点、理科2科目目50点、外国語150点
(物理重点、生物重点でも同様)
特に得意不得意がないので総合化学を選ぶと
数学150点、理科1科目目75点、理科2科目目75点、外国語150点
というように自分にあった試験区分を選べます。
詳しくは北海道大学の受験要項やホームページ等に記載されているので、そちらを参考にしてください。
ちなみに、僕は数学が一番得意(次に物理)だったので、数学重点の試験区分で受験しました。
試験対策
試験対策に関しては僕がやったことを簡単にまとめておきますが、事細かなことを書くつもりはないです(詳しく覚えてないので・・・)。また、4年前の話であり、今とは多少異なっていることもあると思うので、あくまで参考程度に読み流してください(学校や塾の先生に聞いた方が有益な事を聞けると思います)。
ちなみに、僕が受けた試験区分は総合理系(数学重点)だったのでそのことについて書いてます。
まず、ここで自分の受ける試験区分が決まれば国立二次試験までの勉強時間の割き方が大方決まります。
僕の場合は数学重点だったので、勉強時間の割き方は、
数学:物理:化学:外国語=4:1:1:4
ぐらいだったと思います。
僕は化学と英語が苦手だったので、英語は時間をかけかけたのですが、化学は配点が50点で勉強しても点差が付きにくいと思い、あまり勉強時間を割きませんでした。
数学
主にやったことは過去問を解く&やり直しです。問題を解く時は、学校の自習室で本番のように時間を決めて(あえて10分減らして)解いていました。
また、代々木ゼミナールの北大模試の解答用紙が本番に似せて作られているので、それをコピーして使っていました。
北大の記述では答えも重要ですが、解き方やその説明が見られるので、過去問を解いたら学校の先生にお願いしてチェックしていただきました。
英語
英語は苦手科目だったのと英語の出題範囲に英作文があったので、時間を割きました。英作文に関してはセンター試験直後まであまり対策をしていなかったのですが、北大の試験では大問の1つとして出るので、対策を行いました。
ただ、英作文は英語が苦手でも英作文に関しては慣れると解きやすく安定して点数が取れるので、英語が苦手なら英作文で点を稼ぐことを狙った方がいいと思います。
なので、過去問を使って時間を計りながら英作文を作り、これもまた学校の先生に訂正をして頂きました。
これに関しては自分で勉強するのが難しいので、誰か英語の出来る人に英作文のチェックを頼んだ方がいいです。
英作文以外に関しては、過去問を解き、その時にわからなかった単語はしっかり暗記するなど行いました。
物理
物理は過去問を解いて、間違えた箇所の復習をやっていました。化学
物理と同様に過去問を解いて、間違えた箇所の復習をやっていました。苦手科目でしたが、基礎事項を確認するだけでこれといったことはしていませんでした。
その他
北大の赤本はもちろんのこと、代々木ゼミナールの北大模試も解きました。北大の入試は他の大学と比べて基礎的な問題が多いので、物理や化学に関してはセンター試験で勉強したことを忘れないようにしておくことが大切だと思います。
数学や英語はセンター試験とは異なるので、時間を使って対策をした方がいいかと思います。
ちなみに、北大は他の大学と比べセンターの配点が高いですが、二次試験で挽回することは十分可能なので、センターの点数が悪くてもあまり気にせず、良くても油断せずが大切だと思います。
当たり前のことですが、最後まで何が起こるかわかりませんので。
泊まるホテルの予約
北大を受験する人の半分は道外です。また、道内でも札幌駅近くのホテルに泊まる人はいるので、ホテルの予約は早めにした方がいいですが、札幌駅の南はホテルが多いので埋まってて予約が出来ないことにはならないと思います。
でも、当日はおそらく雪道で、歩くのが大変だと思うので(特に雪に慣れていないと)、あまり駅から離れすぎたホテルを取ることはお勧めしません。
札幌駅からすすきの駅にかけて地下通路が伸びているので、その付近のホテルだと移動が楽だと思います。
飛行機の予約
飛行機の予約もホテル同様に早めに予約した方がいいです。札幌の到着日ですが、僕の場合は前々日にしました。
理由としては、雪による欠航を避けるためと前日に下見をするためです。
僕はANAの飛行機で行きましたが、LCCなど格安航空を使う場合は欠航した時にお金の払い戻しだけになる(振替えてくれない)可能性もあるので、格安航空を利用する場合は早めに札幌へ到着した方がいいです。
ちなみに、北海道大学生活協同組合のホームページで受験者向けの飛行機の予約をすることができます。
ただし、飛行機とホテルがセットでしか買うことができませんが、ホテルでは「現役北大生と話せる」という特典が付いているそうです。
なので、それに申し込むのもアリだと思います。
札幌について
札幌ということで気になるのは服装だと思います、想像の通り、二次試験当日は雪が積もっていて寒いので、ダウンかコートなど厚めのアウターがあるといいです。
あと、マフラーやニット、それと手袋があれば十分です。
インナーに関してはなんでもいいです。
建物内は暖房がガンガンに効いているので暑いので、下手に厚着で来ると汗をかく羽目に合います。
なので、温度調整がしやすい服がベストかなと思います。
www.bibiri-kushimu.com
札幌について書いてあるので参考にしてください。
試験前日は下見
下見は行った方がいいと思います、札幌の街は雪であたりが真っ白になるので、どこに何があるかがわかりにくいです。
でも、街は碁盤の目のようになっているので、信号機の横に書いてある北〇〇条西〇丁目の表札を見つけることができれば迷わずに済みます。
また、大学内も広いので受験する場所はしっかり確認した方がいいです。
似たような建物ばかりなので、初めてだと少し迷うことになると思います。
ちなみに、ボランティアで北大の校内を案内してくれる北大生が門の近くにいるので、その人に案内してもらうのがいいと思います。
僕が受験したときはボードを首から吊り下げている人に声を掛けられ、案内していただきました(今年もいるかはわかりませんが)。
それと、下見できる時間は決まっているので、行く前に受験要項を確認してください。
試験当日は部屋探し(保護者向け)
これに関しては受験者本人の付添いがいる場合に限られますが、北海道大学生活協同組合が受験者の付き添いとして来た保護者向けにお部屋に関する説明会(北大生の暮らしに関すること等)を開いているそうです。僕はお金がもったいないと思い、一人で受験しに行ったので関係のない話だったのですが、宿決めの際に札幌の事情がわからなくて少し苦労しました。
なので、もし付き添いで来てくれる人がいるのなら、時間もあると思うので、子供が受験している間に行ってみるといいと思います。
ただ、完全予約制なので、参加したい方は北海道大学生活協同組合のホームページで申し込んでください。
後期入試
後期入試は前期入試の合格発表後直ぐに行われます。なので、後期入試の受験を考えている人は飛行機とホテルを事前に取っておく必要があります。
もし、前期入試に受かった場合は、お部屋の下見に行ってもいいですし、また、変更の利く航空券(ANAなど)を買ってあるなら、次に札幌行く日に変更するのがいいと思います。
後期入試は前期入試と異なり、総合入試が無くなり、募集人数も減らされることになります。
また、北大より上位の学校に受験し、落ちた人がランクを下げて北大の後期入試を受験する場合もあるので、合格するのは前期よりも少し難しくなると思います。
ただ、一言言っておきたいのは、僕の周りでも前期入試落ちても後期入試に受かった人は普通にいるので諦める必要はないです。
なにが起こるかわからないのが入試なので、前期入試に落ちても切り替えてガンバってください。
最後に
今回は、なにか受験生の役に立つと思い、僕が北海道大学を受験した時の事を思い出して書きました。当時の僕は遠方からの受験だったため、情報が全く手に入らず、不安なまま受験に望むことになりました。
なので、これから北大を受験しようか考えている学生やその保護者の方の役立つ情報となれば幸いです。
ただ、僕が受験した当時とは異なっていることもあるかもしれませんので、参考程度にお願いします。
ちなみに、なにか聞きたいことがありましたら、コメント欄に書いてください。答えれる範囲で答えます(*^^*)