ビビりな学生が書く、驚いた出来事

知って驚いたことや役立つことを中心に書いていきます。

MENU

電通の事件を大学生の視点から見て、感じたこと。また、就活でやるべきこと。

電通の事件を大学生の視点から見て、感じたこと

皆さんはこの事件を知っていますか。

ニュースでも流れていたので、知っている方は多いと思います。

今回の事件は、大学を卒業し、新卒として働き始めたばかりの方だったこともあり、いずれ就職をして働くであろう大学生の僕にとってはかなり衝撃的なことでした。

今回は、このことについて書いておきます。

残業の多さだけが問題じゃないのでは

今回、自殺した電通社員は、東京大学を卒業していました。

ちなみに、僕も大学受験を経験したのですが、東大と言ったらやっぱり凄いです。

東大の過去問を見たこともありますが、やはり他の大学よりも難しく、また全科目(古文なども)において一定以上の学力がないと合格は厳しいものです。

その東大に無事合格し、大手企業に就職したわけですから、おそらく多くの方から見てもすごいと思われる経歴だと思います。

でも、このような事件が起こってしまいました。

今回の事件で注目を浴びているのは残業時間の多さだと思います。

僕はまだ、会社で働いたことは無いので、わからないことが多いですが、社会人の方とお話をして、「残業はしかたない」という意見をよく聞きます。

別に、残業があるからいけないと言いたい訳ではなく、今回のように規定を上回ってしまうことが問題だということです。

でも、問題はそこだけなのでしょうか

僕は、もう2つの問題があると思いました。

1つ目は、周りの環境です

これとは別でありますが、新任教師が仕事の多さや保護者からのクレームの対応などでうつ病になり、自殺した事件がありました。

そこでも、新人教師一人に対する仕事の多さが問題にはなりました。

でも、それ以上に問題なのは、周りに助けとなる人がいないということではないでしょうか

今回の事件も、周りに助けてくれる人や環境が整っていたのでしょうか。

もちろん、残業時間に規定があるように、そういう環境に関する規定があるわけではありません。

でも、僕はそのことは大切なことだと思います。

2つ目は、再就職のしにくさです。

日本は会社を辞めると再就職は難しい国だと思います。

就活でも新卒であることは、一つのブランドみたいなもののように扱われます。

また、よく言われることは「会社には就職したら、できるだけやめるな」ということです。

やめれば、再就職は難しいので、必死にその仕事を続けなくてはいけないからです。

実際、仕事が辛くても再就職は難しいので家族や生活のために頑張るという人は多いのではないでしょうか

僕もそう考えると思いますし、会社で働き続けるというレールから外れることには、ひどく不安だと思います。

今回の事件もそうではなかったのでしょうか。

もし、再就職がしやすかったら違ったのではないでしょうか

ちなみに、アルバイトは再就職(新しいアルバイト)をしやすいと思いませんか。

実は、たびたびアルバイトに関する酷い話をよく聞きます。

働いてみたら、言われていた時給より低かったり、タイムカードを切らせてから深夜遅くまで仕事を手伝わさせたりなんて話を聞きます。

でも、アルバイトはやめることができます。

やめても、新しくアルバイトを始めやすいからです。

そこで、良いアルバイト先に出会えたらずっとそこで働きます

僕も含めて周りの友達もそんな感じの人が多いです。

そういう社会の雰囲気があると少し変わってくると思います。

それに、海外もそうです。

特に、ヨーロッパの国では2~3回程の転職は当たり前なんてところもあります。

就活前の学生がやるべきこと

少し話が変わりますが、こういう事件を受けて学生として気になることは、就職です。

就職するにはまず、たくさんある会社のなかから選び、面接で選ばれ(採用)なければなりません。

その選ぶ段階で、しっかりと会社説明会に参加したりして企業研究をしないといけません。

でも、会社説明会で「私の会社の職場環境はよくないです。」や「私の会社の残業時間は規定を超えています。」なんて言うわけないですものね。

だからこそ、実際に働いている人(OBや友達、卒業生)とコンタクトを取って話を聞くことが大切なんだと思います。

部活をやっていたら部活の先輩、そうでなくても教授やリクルーターに頼めば、そういう繋がりを作ることは出来たりします。

ちなみに、僕は今回の事件で、就職する前の下調べをすることは本当に大切だと再認識させられました。

最後に

おそらく、この事件は当分、僕の記憶からなくなることはないと思います。

僕はまだ働いたことはありませんからわかりませんが、よく聞かされていることは、「仕事って始めはつらいものだ。でも、少しずつやり方を覚えていけば面白くなっていくよ。」とのことです。

その通りだと僕は思います。

でも、「つらい」の大きさってわかりませんよね。

その「つらい」が会社によっては常軌を逸することもあるので、転職が難しくても塞ぎ込まず、まずは人の相談したりしてみた方がいいかもしれませんね。

それと、こういうのは書き慣れていなくて、ただ思ったことだけを書いた文章でしたが、読んでくださりありがとうございます。

普段は深く考えることはないのですが、今回の事件はそんな僕でさえ真剣に考えさせられる事件でした。

特に、来年から就職する人やこれから就活する人はそうではないでしょうか。

もし、なにか意見がありましたら、書いてくださるとありがたいです。

 

今回の事件で亡くなった電通の社員のご冥福をお祈りします。